はちきれそう・・・

ただいま午前3時。
学祭ライブ本番の12時間前や。

俺の部屋、俺のベッドではけーじゅがのんきにいびきをかいている。
床に敷かれた布団の上で俺はまだ眠れずにいた。

ライブの話は今日と明日の2日にわけて書きます。
更なる詳細は新しくリニューアルさせるHPにて・・・

そもそも事の発端は、一ヶ月前、
学籍番号が俺の一つ前の男が俺を学祭バンドに誘ってきた事やった。
バンドに対する憧れだけで半分無理やり問題を解決。
一ヶ月という期間にしてはなかなかな仕上がりになった。
恐れるモノは何もない、

だが、

このはちきれそうな緊張は何なんや！？

失敗が怖いのか？
一ヶ月という期間でウマくできるほうが怖い。
ウマくやろうとするから失敗する。

そんなことは分かっている。
楽しむのが何より大事、
なんたってパンクなんやから。

たぶん身内の人間がいっぱい来てくれたらはっちゃけてできるはずなんや。
でも、俺を迷わせることがもう一つ。

数日前にけーじゅが言った
「彼女来る」
という一言。
別に人妻にゃ興味なんぞない。

だがもう一人、けーじゅの女のツレ、
今年の初夏の合コンにも来ていた、
俺が微妙に気になっていたコが来る（かもしれない）と言う。

おい！
今の俺にそんな事言うな！
この「関西一プレッシャーに弱い男」に向かって・・・

でも、失敗を恐れないほうが怖い。
どーにかしてかっちょええステージにしようと考えまくり。
女子の前でカッコつけたがる中坊のようだ。

・・・すでにカッコ悪い。

誰か・・・
俺の友達・・・
けーじゅの友達・・・
ウッチーの友達・・・

誰か見に来い・・・！
このままでは俺はプレッシャーの渦に飲み込まれ、
ダサすぎるバンドマンとして生きていかなくてはならない・・・

せめて今眠りたい。
眠って目が覚めたら本番の2時間くらい前になっていて欲しい。